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予防の開始時期
例えば、小さなお子さんは自分で予防を行おうと思いません。
やはり親が子供に対してむし歯や歯周病になって欲しくないと思います。
親がしっかりと自分の予防措置を行っていれば、子供もそうした環境に育つことになります。
子供の口の中と言うのは、だいたい2歳から3歳の間で決まります。
将来、その子供がむし歯がおおく発生するのか、歯周病になるのかが決まるのがその年齢です。
そして、その決定要因の大半は親です。
歯周病やむし歯と言うのは、原因菌が決まっています。その菌をもらうのは一緒に生活してる人からもらうことが圧倒的におおくなります。
ということは、子供は親から、親はさらに自分の両親から口の中の菌をもらうのです。
自分の両親や祖父母を思い出してみてください。
早くに歯を失ってる人が多ければ、自分もそうなります。歯周病やむし歯菌をもらってしまうからです。
両親共に歯が丈夫で歯並びも綺麗であれば、自分もそうなる確立が高いですね。
ただし、一人暮らしを始めたり、生活環境が変わると、口の中も変わります。
多いのは、地方から都会に出てきて就職したばかりの人や大学生になった人ですが、5月くらいから一気にむし歯が増えます。
ストレスや付き合う人間が変わって、口の中が変化したためです。
どんなに気をつけていても、口の中は外界と通じてるので、いろいろなものを取り込みます。
環境が大きく変わったときは虫歯や歯周病が進行しやすい時期だと知っておいてください。
予防は、そういう意味ではいつ開始しても良いのです。
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2012年6月3日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:予防の種類
大事なのは歯並び
むし歯や歯周病の進行が早い人は、たいてい歯並びも悪いことが多いものです。
歯並びが悪いと、歯ブラシも充分に届かないので、磨き残しが多くなり、それがむし歯と歯周病の原因になってしまうのです。
予防治療は、人によって効果が違います。
比較的早期に効果が上がる人と、なかなか効果が出ない人がいるのですが、歯並びも効果に影響を大きく与えています。
歯並びを治すのは大変なのですが、少しの治療で早く改善する人もいます。
例えば、日本人に多いのは、内側に一本だけ倒れてしまった歯を持ってる人。
3つの歯が一箇所に集中して並んでるので、その間に汚れが入って取れなくなります。
9割くらいの確立で、その中にむし歯が発生します。
一番よいのは、内側に倒れた歯を抜いてしまうことですが、抜かなくても、神経だけを取って頭の部分をカットすれば、抜いたのと同じ状態に出来ます。
下の前歯が一本だけ内側に入ってる人も多いのですが、この場合は抜くほうがよいでしょう。
歯並びが良くなると、食べ物の流れも改善されますし、顎の動きもスムーズになります。
歯ブラシも届きやすいので、汚れも残りにくくなり、予防効果は格段に上がりますね。
歯並びを治すと言うと矯正治療を考えますが、必ずしも矯正が必要なわけではありません。
予防の効果が上がる程度に歯の位置を改善できれば良いというだけです。
清掃器具でのブラッシングは予防の基本ですから、これが上手くできないと予防治療は進みません。
磨きにくい、歯ブラシが届かない場合は、歯の位置の改善を行なってもらいましょう。
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2012年5月24日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:予防の種類
現状から改善
予防歯科で治療を行なう場合、今の状態をまず調べます。
例えば歯周病がひどく進行してるなら、まずはそれを直してから予防に入ります。
病気になってる人が、健康を維持するための処置を先に受けても意味がありません。
一番最初に行なうことは病気を治すことです。
むし歯、歯周病、かみ合わせ、顎のずれ、歯並びなどで問題点があるなら、そちらを優先的に治療します。
それらが全て終わってから予防処置に入ります。
治療中にも出来る予防はあります。
一番基本は歯磨きですね。歯医者さんで正しいブラッシング方法を教えてもらっている人は割りと少ないようです。
正しい磨き方を覚えて実践するだけで、かなり口の中の環境は変わりますよ。
歯磨きは、部屋の掃除と同じです。
普段汚し放題にしてる人が急に部屋の掃除をしようと思っても、なかなかはかどりませんよね。
普段からまめに掃除をして、ある程度綺麗にしておけば、大掃除をするときに楽です。
普段の掃除が自分で行う歯磨き、大掃除が歯医者で受ける治療だと考えて下さい。
部屋は汚れていても壊れたりしませんが、口の中は汚れてると病気が進行します。
しかも内臓や全身に影響を及ぼすこともあります。
しっかりと歯を磨くのは、数分もあれば出来る事ですので、意識をしっかりと持って行なうようにして下さい。
健康を口から維持すると考えれば、おろそかには出来ませんよ。
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2012年5月1日 | コメント/トラックバック(0) |
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