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保険と自費



予防治療と言うのは保険が使えません。
保険治療は、悪くなったところを治すことが前提なので、まだ悪くなっていない歯に対する処置を認めていないのです。
クリーニングや歯石の除去も広い範囲での予防にはなりますが、予防計画の中での治療にはなりません。

将来のことまでを考えて予防を行なうならば、自費治療で行なうことをお勧めします。
保険治療では材料や処置内容にさまざまな制限があり、先生が予防措置を行なってあげたいと思っても、出来ないことが多くあります。
しかし自費治療には制限がありません。
厚生省未認可の薬剤なども利用してる先生もいますが、患者さんの同意を得た上で利用する分には大きな問題にならないようです。
ただし、そのような材料を使う場合は、必ず先生からの説明を受けるようにしましょう。

未認可と言うだけで優れた材料は沢山あるのですが、違法なものではありません。
先生が個人的に輸入したりして手に入れている物が殆どです。予防に関してはアメリカなど外国の方がかなり進んでいますからね。

口の中の殺菌や、むし歯を治療する道具なども、海外の方が良い物が多いです。

ですので、保険治療は悪いところだけを治すもので、予防は別であると考えて下さい。

あなたが予防をしたいと思ったら、まずは普通に一般保険治療を受けます。
その上でさらに予防処置へと進むはずです。

悪いところを残したまま、予防処置には入れません。
最初の診断で悪いところが見つかったのであれば、それは保険治療で治してしまいましょう。

photo by: EmreAyar

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2012年3月7日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:歯を守る

何をするの



では具体的に予防とは何を行なうのでしょうか。

まずは、患者さんの口の中を調べます。
どのような状態なのかはみんな違うので、予防を行なうための方法も変わってきます。

むし歯のリスクが高いのか、歯周病になりそうなのか、それともかみ合わせや歯並びに問題があるのかなどをチェックしていきます。

改善したほうがよいものと、現状でも問題がないところにわけ、今後の発症リスクを見ます。
例えばむし歯の発生が高そうだと判断すれば、虫歯菌の働きを抑えるようにクリーニング、殺菌、歯磨き指導を行ないます。
虫歯菌はいたるところに生息してるので、生息場所を出来るだけ減らすことも行ないます。

歯の表面にも、虫歯菌の生息してるところがあって、それはバイオフォルムと呼ばれています。
これは歯磨きで取れないたんぱく質の膜なので、歯科医院の専用ブラシでこすり落とします。
細菌数が減らない場合は飲み薬を利用したりすることもあるようです。

口の中の環境を整えて安定させるには、機械的なお掃除と化学的な薬物処置を同時に行なうのが基本となります。
そして安定してきたら検査を行い、今度は一定期間ごとにメンテナンスを行っていきます。

口は、外界に向かって開いている器官なので、環境は変動を起こしやすいところです。
定期的にチェックして、何か問題が発生したら、すぐに対応するようにします。

このようにして、トラブルが起こる前に未然に防ぐのが予防の基本的な考えですね。

photo by: otisarchives4

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2012年2月21日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:歯を守る

意識の高さと予防



昔は予防という言葉すらありませんでしたが、むし歯の治療を終えた人が、定期的なケアを行うことで新しい虫歯の発生を抑えられるのは良く知られていました。
むし歯の原因は虫歯原因菌の出す酸です。
つまり細菌の数を減らして、作られる酸を少なくすれば良いのです。
酸の材料となるのは糖質ですので、これの摂取を控えましょうというキャンペーンが行なわれていた時期もありましたが、
糖質は人の生命活動にとって重要な役割をしています。必ずしも控えれば良いと言うものではありません。
それより、糖質の多い食事をおこなったのなら、そのあとでしっかりと口の中を洗えば良いのです。
砂糖の含まれる飲料を摂取した後、そのまま放置すればむし歯が出来やすくなりますが、少しでも真水で濯ぐと、
酸の発生をかなり抑制できます。

細菌が活動するためには、空気の届かない生息場所と温度、餌が必要です。
口の中は全てが整ってるので、細菌の繁殖が盛んなのです。

こう言う事を知っていれば、食事後にすぐに歯磨きをしたり、甘いものを食べた後でお茶を飲むという習慣が出来ます。
知らなければそれまでですが、知っておくことでむし歯や歯周病の原因を制御できるようになります。

お薬や治療だけで、虫歯と歯周病は完治しません。
”最初から作らない”と言う状態にすることで、余計な治療や手間がいらなくなるのです。

最高の予防法は、”知っておくこと”ですね。
これだけで全然結果が変わってきます。

photo by: Rego - d4u.hu

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2012年2月5日 | コメント/トラックバック(0) |

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