歯周病は治ります



歯周病は大変怖い病気です。
多くの病気が自覚症状から発見されていくのに対して、歯周病に自分で気づくことは殆どありません。
もい自覚症状が出たら、そのときはすでに手遅れと言うことが多いですね。

そもそも歯周病とはどんな病気でしょうか。

まず口の中に住み着いてる歯周病の原因菌というのがいます。
これは一種類ではなく、数種類が関連して病気を引き起こします。

この菌が歯ぐきと歯の間にある、ポケットといわれる部分に住み着き、毒素を産出します。
その毒によって歯ぐきは炎症を起こし、その結果として骨が溶けていくのです。

一度溶けた骨は元に戻りません。しかしその症状が出るのは大部分の骨が無くなってからです。
ですので、自分で気づいた時は、もう取り返しが付かない状態になってるのです。

残念ですが、歯周病で溶けた骨を再生するのは非常に困難です。出来ないわけではありませんが時間がかかります。
しかし口の中から歯周病の原因菌を取り除くことはそれほど難しいことではありません。
歯石や汚れを落とし、細菌によって変質した歯の表面を磨くことで、歯周病菌の数を相当減らすことが出来ます。
それからクリーニングや殺菌を行なって、可能な限り細菌を除去することで歯周病の進行を食い止めるのです。

抗生物質を使った歯周病治療を行なってるところもありますが、そのような治療は保険がききません。
もし歯周病を治したいと思ったら、まずは一般歯科での基本的な治療を受けましょう。
予防歯科では、歯周病の原因にまで踏み込んで治療の計画を立てていきます。

photo by: Helga Weber

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2012年4月20日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:予防の種類

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