クリーニングからですね

歯の表面は目に見えないほど小さな穴が沢山あいています。
この中には汚れや着色、細菌も入り込んでいるので、むし歯の発生点になっていることもあり、出来れば埋めておきたいところです。
しかし非常に小さいために、歯磨き粉に含まれてる粒子では磨くことが出来ません。
歯科医院で利用している研磨用のペーストには、研磨用に何種類もの粒子の大きさが違うペーストが準備してあるので、
歯医者でクリーニングを受けると、非常に綺麗な仕上がりになります。

Cleaning I

自宅で一生懸命に磨いてるのに、全く汚れが取れないという経験はありませんか。
どうしても汚れが落ちなくて気になるので歯科医院で磨いてもらうと、驚くほど綺麗に落ちます。
それは利用してる研磨剤が違うからですね。
粒子が粗くて傷だらけになるのではなく、細かい粒子なので、溝や穴の中まで磨くことが出来るんです。

仕上げ研磨まで行なってもらうと、しばらくは汚れが付きにくくなります。
溝や穴の中にフッ素を入れて研磨するので、余計な汚れが入りにくくなり、また汚れの付着も抑制されるからです。

歯の表面を常に清潔に保つのが予防の基本ですが、表面にフッ素などを塗ってもらうことで、汚れの付着を防ぎ、自分で磨く時にも簡単に綺麗にすることが出来るようになります。
汚れや歯石がついたままでは予防は出来ません。
せっかくなので、隅々まで綺麗にしてもらいましょう。
つるっとした歯の表面は、舌触りも良くなって気持ちが良いものですよ。

photo by: Aaron Jacobs

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2014年3月13日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:予防の実際

良い先生を見つけましょう

良い先生を見つけましょう

予防にしても、歯科の治療は、計画が大事です。
むし歯の治療では、削って埋めるだけでなく、なぜ虫歯になったのかまでを考えて治療を行なわなければ再発してしまいます。
歯周病も同じで、相手は口の中に住む細菌ですから、それを取り除く処置を行ないつつ、治療を行なっていくことが大切です。

歯医者さんで定期健診を受けると、歯石取りだけを行なって終わりにしてる場合が多くないでしょうか。
それはそれで良いのですが、もしその人の口の中に歯周病菌が沢山すんでいるとしたら、歯石を取ってるだけでは歯周病を食い止めることは出来ません。
根本的に細菌を減らす処置を行なわなくては、いずれ歯を支える骨が溶けてしまいます。

Doctor Tom Saves The Day!

このような理屈をしっかりと分かった上で治療に取り掛かっている先生でなくては、予防治療はできません。
ではどうやってよい先生を見つける事が出来るでしょうか。

まずはHPや広告で、予防を行なってるのかどうかを見てみましょう。
その中に書かれてる内容で、おおまかな事は分かります。
それでも疑問が残るようなら、直接連絡して聞いてみても良いですね。

予防は自費治療ですし、まだまだ認知されていません。
電話である程度聞いてみて、納得がいけば診療所でもう少し詳しい説明を受けてみるのが良いでしょう。
予防治療の費用は診療所によって全然違います。
かなり安いところもあれば、数ヶ月で何万円もかかる場合もあります。
値段に見合った内容かどうか、自分で吟味して受けてみてください。

photo by: aeu04117

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2014年2月15日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:予防の実際

家族で行ないます



あなたの口の中の汚れを顕微鏡で見てみると、沢山の細菌がうごめいているのが見られます。
どんな人の口にも細菌は絶対に住んでいます。2000億匹を超える細菌とあなたは一緒に暮らしてるんですよ。

細菌と一口に言っても、その中に含まれる種類はさまざまで、だいたい400種類から500種類もいるそうです。
その中でむし歯や歯周病の原因となっているのは、ほんの数%です。
その数%の菌がおおく住んでいるかどうかで、あなたの将来は決まります。
ではその菌はどこからやってきたのでしょうか。

人間の身体の中や、皮膚に住んでる菌は、全て接触感染で移ります。
一番多いのが家族ですね。あなたが生まれてから最も長く接触していた人、つまりご両親です。
もしかしたら別の人かも知れませんが、その菌の種類が決まるのは2〜3歳です。
このときにもらった菌は一生変化しないと言われています。

あなたが独立して、別の誰かと生活を始めると、徐々に菌の種類にも変化が現れます。
他の人から菌が移動してきて、あなたの体内の菌と混じるのです。
ですが、変化を起こさないこともあります。

家族の中に歯周病がひどい人がいる場合、あなたや他の家族に移る可能性が非常に高いわけですが、その人が歯周病の治療を行っても、改善が見られません。
何故かと言うと、また別の人から菌をもらってしまうからです。
別の病気でもあるのですが、家族の中で菌の移し合いをしてしまいます。これをピンポン感染といいます。

これでは永久に歯周病は治りません。
予防も歯周病治療も、行なうなら家族全員が同じ時期に行なうのがベストですね。

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2012年6月28日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:予防の種類

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