まずは綺麗にしましょう



先生の説明を聞いて、予防をしてみたいと思ったら、まず最初に診断を受けます。
現在の段階でどこかに悪い部分が無いのか調べるのです。

何故かと言うと、例えばむし歯があったなら、それを治さないと虫歯菌がどんどん出てきてしまうのです。
むし歯と言うのは、中に虫歯菌が沢山住んでいます。乳酸を出して他の菌が入ってこれないようにしてますので、
顕微鏡で見るとたくさんの虫歯菌が動いています。
それを治さないと、いくら予防処置を行なっても意味が無いのですね。

歯石、古くなた治療跡なども治していきます。
これらには汚れが付着して、細菌の住処となっているからです。
このような細菌の生息場所を徹底的に減らし、むし歯や歯周病の媒介を行なう場所をなくしていきます。
それが終わったら歯磨き指導ですね。

いくら汚れが減っても、普段の手入れがしっかりと出来ていなければ、細菌の数はあっというまに増えます。
的確なブラッシングで、普段見落としてる汚れまでを徹底的に減らしましょう。
補助器具を使用してのブラッシングも有効です。さらに殺菌剤を使って隅々まで洗い流します。

ここまで行なえば、自分で普段から口の中を綺麗に保つことが出来るようになるはずです。
歯並びが悪くてブラシが上手く通らなかったりするのであれば、歯並びの修正も必要になるかもしれません。
しかし、よほどひどくなければ、ある程度は自分で出来るはずです。

可能な限り、汚れを落とすようにしてみましょう。上手く落とせていると、寝ている間の細菌の増加が減るので、
朝の口の中がすっきりしていますよ。

photo by: Ernst Vikne

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2012年3月27日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:予防の種類

意識の高さと予防



昔は予防という言葉すらありませんでしたが、むし歯の治療を終えた人が、定期的なケアを行うことで新しい虫歯の発生を抑えられるのは良く知られていました。
むし歯の原因は虫歯原因菌の出す酸です。
つまり細菌の数を減らして、作られる酸を少なくすれば良いのです。
酸の材料となるのは糖質ですので、これの摂取を控えましょうというキャンペーンが行なわれていた時期もありましたが、
糖質は人の生命活動にとって重要な役割をしています。必ずしも控えれば良いと言うものではありません。
それより、糖質の多い食事をおこなったのなら、そのあとでしっかりと口の中を洗えば良いのです。
砂糖の含まれる飲料を摂取した後、そのまま放置すればむし歯が出来やすくなりますが、少しでも真水で濯ぐと、
酸の発生をかなり抑制できます。

細菌が活動するためには、空気の届かない生息場所と温度、餌が必要です。
口の中は全てが整ってるので、細菌の繁殖が盛んなのです。

こう言う事を知っていれば、食事後にすぐに歯磨きをしたり、甘いものを食べた後でお茶を飲むという習慣が出来ます。
知らなければそれまでですが、知っておくことでむし歯や歯周病の原因を制御できるようになります。

お薬や治療だけで、虫歯と歯周病は完治しません。
”最初から作らない”と言う状態にすることで、余計な治療や手間がいらなくなるのです。

最高の予防法は、”知っておくこと”ですね。
これだけで全然結果が変わってきます。

photo by: Rego - d4u.hu

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2012年2月5日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:歯を守る

今更ではなく今から



すでに口の中がひどい状態の人や、すでに何度も歯医者で治療を行ってる人が、今更予防して虫歯のできないような状態にしたいと思わないかもしれません。
ですがそれは誤りです。
予防と言うのは何もむし歯が出来ないようにするだけではありません。
口の中の環境を整えて、それ以外の問題も起きないようにするために行なうのです。

治療を終えた歯、神経の無い歯というものも、むし歯に再びなる可能性があります。
むしろ、神経が無いために痛みが分からなくなり、悪化しやすいのです。
銀歯を開けてみたら、むし歯でぼろぼろになっていたなんて事はよくあります。
治療を終えてるからこそ、その治療した歯を守るために予防が必要なのです。

せっかく苦労して治療が終わったのに、それから数年して全ての治療をやり直さなくてはいけないことになるかもしれません。
むし歯が出来ていっぱい治療した人は、やはり虫歯のできやすい状態のままです。
むし歯は削って埋めれば治療は終わりますが、虫歯ができることを食い止めてはいません。

出来るだけ再治療などを行なわなくて済むように、しっかりとケアして予防しておくべきですね。

虫歯のできる最大の原因はむし歯菌の出す乳酸などの酸です。
これが歯の表面を溶かして穴を開けます。
銀歯は溶けませんが、その土台になっているのはご自分の歯です。
今度は根っこがむし歯になってしまう可能性があり、しかも根っこは柔らかいのでむし歯の進行がとても早くなります。

治療が終わったからこそ、しっかり予防に取り掛かる必要があるんですね。

photo by: Shermeee

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2012年1月24日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:歯を守る

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