意識の高さと予防
昔は予防という言葉すらありませんでしたが、むし歯の治療を終えた人が、定期的なケアを行うことで新しい虫歯の発生を抑えられるのは良く知られていました。
むし歯の原因は虫歯原因菌の出す酸です。
つまり細菌の数を減らして、作られる酸を少なくすれば良いのです。
酸の材料となるのは糖質ですので、これの摂取を控えましょうというキャンペーンが行なわれていた時期もありましたが、
糖質は人の生命活動にとって重要な役割をしています。必ずしも控えれば良いと言うものではありません。
それより、糖質の多い食事をおこなったのなら、そのあとでしっかりと口の中を洗えば良いのです。
砂糖の含まれる飲料を摂取した後、そのまま放置すればむし歯が出来やすくなりますが、少しでも真水で濯ぐと、
酸の発生をかなり抑制できます。
細菌が活動するためには、空気の届かない生息場所と温度、餌が必要です。
口の中は全てが整ってるので、細菌の繁殖が盛んなのです。
こう言う事を知っていれば、食事後にすぐに歯磨きをしたり、甘いものを食べた後でお茶を飲むという習慣が出来ます。
知らなければそれまでですが、知っておくことでむし歯や歯周病の原因を制御できるようになります。
お薬や治療だけで、虫歯と歯周病は完治しません。
”最初から作らない”と言う状態にすることで、余計な治療や手間がいらなくなるのです。
最高の予防法は、”知っておくこと”ですね。
これだけで全然結果が変わってきます。
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2012年2月5日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:歯を守る