口は災いじゃなくて


口の中にどのくらいの細菌が住んでるか知っていますか。
綺麗な人でも1000億から2000億匹、汚れの多いひとだと4000億から6000億匹も住んでるんですよ。
位相差顕微鏡と言う特殊な顕微鏡を使って、患者さんの口から取った汚れを見せてくれる診療所も時々あります。

自分の口の中に住んでる細菌を見て置けば、それだけ汚れてるんだと実感できるのでお勧めです。
HPで検索すれば、行なってるところはすぐに見つかりますね。

細菌は、すべてが悪者ではなく、その中の数%が悪性を持っています。
むし歯の原因菌は、乳酸を作って歯の表面を溶かします。
歯周病の原因菌は、歯石の中や舌の表面について、そこから毒素を出します。
その毒で歯ぐきが炎症を起こし、やがて骨まで溶かしていくのです。

どのような細菌が悪さをするのかは、専門的に調べなくては分かりませんが、顕微鏡でも大体のことは分かるので、
近くに見てくれる診療所があればぜひ活用して下さい。

その細菌を効果的に減らしていくことで、むし歯や歯周病の発生を抑えることが出来ますし、糖尿病、高血圧、脳血管障害もリスクを低減できるんですよ。

しゃべる言葉も災いをもたらしますが、口の中の汚れも健康に害を及ぼします。
自分の口の中を知ることで、それらを防ぐことは可能になるのです。

定期的なクリーニングと検査はぜひ受けましょう。

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2011年11月23日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:歯を守る

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