健康になれます



予防処置は、口の中を清潔にして、常に綺麗な状態にします。
定期的に口の中をチェックしてもらい、汚れが増えてきたらクリーニングをしたり、殺菌処置で細菌の数を落としていきます。
口の中に住む細菌はさまざまな病気の原因となることが分かってきました。
その多くは日和見の細菌で、殆どが無害ですが、ごく一部の細菌が非常に強い毒性を持っていたり、悪性度が高く、歯周病やむし歯の原因となっています。

特に歯周病の原因細菌は、炎症を起こした歯ぐきから体内に進入し、血液の流れに乗って全身に運ばれていきます。
この細菌は粘りのある物質を出して、コロニー(集落)を作る性質があるので、血管の中でも塊となって増えていくのです。
大きくなったコロニーは、血管の内部を圧迫して血流を阻害するため、全身の組織への血液供給が滞り、部分的な壊死や麻痺を起こすこともあるのです。
脳血管障害(脳卒中)や心筋梗塞の原因にも、歯周病菌が上げられています。

また、老人の肺炎の多くが、口の中に住む細菌が誤って肺に入ったために引き起こされることが分かっています。
誤飲性肺炎と呼ばれ、食べ物を飲み込む力が弱ってしまったために、気管に食物が落ちて、そこで炎症を起こします。
これが肺炎を引き起こして、時には死亡することもあります。

単にむし歯や歯周病を予防するだけでなく、全身性疾患を予防するためにも、口の中をきれいにしておくことは大変重要になってきています。
介護の世界では、老人の口の中を綺麗にすることが、風邪や肺炎を予防できると知っています。
今すぐではなく、将来のために口の中を清潔に保つようにしましょう。

photo by: Alan Cleaver

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2012年7月21日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:予防を行うと

健康は口で作られる



口の中と言うのは、実は内臓の入り口なので、健康のバロメーターとしても利用できます。
風邪を引いて内科を受診すると、必ず口を開けて喉を見せますね。
喉の奥は、そのまま気管と食道の入り口です。ここに炎症が起こってるのかどうかを確認しています。
また、舌の色も内臓と大きく関係しています。
舌が汚れていると、内臓が弱って病気になる前兆かもしれません。
飲みすぎた次の日に、舌の表面を見てください。白くにごっていますよ。
胃の調子が悪かったりすると、それは口に現れます。

口をきれいにしておくことで、汚れの原因である細菌が減ります。
口の中にいる細菌を、人は毎日飲み込んでいます。
中には病気を引き起こす種類もいるので、口を綺麗にすることは、健康を維持することにつながるのです。

皆さん、意外と知られていませんが、口の汚れと腸内細菌に関係があるのは事実です。
常に口を清潔にしてる人は、腸の調子も良いです。口が汚い人は腸の働きも悪く、消化不良を起こしやすいのです。
お腹の調子を整えたいのなら、ヨーグルトを食べるよりも、口を清潔にするほうが早いですね。

予防で、クリーニングを行なうと、細菌の数が減少します。
口の中に住む細菌は無害なものもいますし、悪さをするものもいます。
全体的な数を減らすことで、悪い菌を減少させ、良い菌だけが行き残れる環境を作ってあげることが出来ます。

photo by: mikebaird

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2012年1月7日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:歯を守る

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