マッサージなんかも



歯ぐきの血行が悪いと、骨の生長や回復が悪くなります。
なぜ歯ぐきの血行が悪くなるのでしょう。
それは、骨と表情筋の働きがうまく機能していないからです。

顔面を動かす筋肉は、表情筋と言って、皮膚や皮下組織にくっついています。
この筋肉が動くことで皮膚の中にある血管が押されて血流が動きます。
歯ぐきは、非常に薄い粘膜です。
骨の表面にわずか数ミリ乗ってるだけの薄い組織なので、中を流れる血液も量がありません。
ですので、骨の中からも血管が分布していて、血液を供給しています。

骨の形が悪ければ血液も充分に届けることが出来ません。骨は成長期に充分な発達を行なえなければ、大人になって広がることがありません。
歯並びの悪い人は、骨の形も悪いので血行不良を起こしています。

歯をかちかちとかみ合わせたり、舌を大きく動かすことで、骨や粘膜の中の血液を動かすことが出来ます。
また、歯ブラシで奥のほうの歯ぐきから手前までをマッサージすることも効果的ですね。

肌の上から顔をマッサージするのも良いですし、とにかく歯ぐき、粘膜、骨、それらを軽く押しながらマッサージすると血流を動かすことができます。
首から上にある皮膚や骨の表面の血管は筋肉と接触していないため、筋肉の収縮による血流増加が行なえません。
そのために血行不良となるところが多いのです。

普段動かさないところですから、時間があるときはマッサージも行って見ましょう。
歯ぐきの血流が増加すると歯周病の予防には良い効果が現れます。

photo by: Nick J Webb

タグ

2012年7月9日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:予防の種類

このページの先頭へ