家族で行ないます



あなたの口の中の汚れを顕微鏡で見てみると、沢山の細菌がうごめいているのが見られます。
どんな人の口にも細菌は絶対に住んでいます。2000億匹を超える細菌とあなたは一緒に暮らしてるんですよ。

細菌と一口に言っても、その中に含まれる種類はさまざまで、だいたい400種類から500種類もいるそうです。
その中でむし歯や歯周病の原因となっているのは、ほんの数%です。
その数%の菌がおおく住んでいるかどうかで、あなたの将来は決まります。
ではその菌はどこからやってきたのでしょうか。

人間の身体の中や、皮膚に住んでる菌は、全て接触感染で移ります。
一番多いのが家族ですね。あなたが生まれてから最も長く接触していた人、つまりご両親です。
もしかしたら別の人かも知れませんが、その菌の種類が決まるのは2〜3歳です。
このときにもらった菌は一生変化しないと言われています。

あなたが独立して、別の誰かと生活を始めると、徐々に菌の種類にも変化が現れます。
他の人から菌が移動してきて、あなたの体内の菌と混じるのです。
ですが、変化を起こさないこともあります。

家族の中に歯周病がひどい人がいる場合、あなたや他の家族に移る可能性が非常に高いわけですが、その人が歯周病の治療を行っても、改善が見られません。
何故かと言うと、また別の人から菌をもらってしまうからです。
別の病気でもあるのですが、家族の中で菌の移し合いをしてしまいます。これをピンポン感染といいます。

これでは永久に歯周病は治りません。
予防も歯周病治療も、行なうなら家族全員が同じ時期に行なうのがベストですね。

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2012年6月28日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:予防の種類

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