今更ではなく今から



すでに口の中がひどい状態の人や、すでに何度も歯医者で治療を行ってる人が、今更予防して虫歯のできないような状態にしたいと思わないかもしれません。
ですがそれは誤りです。
予防と言うのは何もむし歯が出来ないようにするだけではありません。
口の中の環境を整えて、それ以外の問題も起きないようにするために行なうのです。

治療を終えた歯、神経の無い歯というものも、むし歯に再びなる可能性があります。
むしろ、神経が無いために痛みが分からなくなり、悪化しやすいのです。
銀歯を開けてみたら、むし歯でぼろぼろになっていたなんて事はよくあります。
治療を終えてるからこそ、その治療した歯を守るために予防が必要なのです。

せっかく苦労して治療が終わったのに、それから数年して全ての治療をやり直さなくてはいけないことになるかもしれません。
むし歯が出来ていっぱい治療した人は、やはり虫歯のできやすい状態のままです。
むし歯は削って埋めれば治療は終わりますが、虫歯ができることを食い止めてはいません。

出来るだけ再治療などを行なわなくて済むように、しっかりとケアして予防しておくべきですね。

虫歯のできる最大の原因はむし歯菌の出す乳酸などの酸です。
これが歯の表面を溶かして穴を開けます。
銀歯は溶けませんが、その土台になっているのはご自分の歯です。
今度は根っこがむし歯になってしまう可能性があり、しかも根っこは柔らかいのでむし歯の進行がとても早くなります。

治療が終わったからこそ、しっかり予防に取り掛かる必要があるんですね。

photo by: Shermeee

タグ

2012年1月24日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:歯を守る

健康は口で作られる



口の中と言うのは、実は内臓の入り口なので、健康のバロメーターとしても利用できます。
風邪を引いて内科を受診すると、必ず口を開けて喉を見せますね。
喉の奥は、そのまま気管と食道の入り口です。ここに炎症が起こってるのかどうかを確認しています。
また、舌の色も内臓と大きく関係しています。
舌が汚れていると、内臓が弱って病気になる前兆かもしれません。
飲みすぎた次の日に、舌の表面を見てください。白くにごっていますよ。
胃の調子が悪かったりすると、それは口に現れます。

口をきれいにしておくことで、汚れの原因である細菌が減ります。
口の中にいる細菌を、人は毎日飲み込んでいます。
中には病気を引き起こす種類もいるので、口を綺麗にすることは、健康を維持することにつながるのです。

皆さん、意外と知られていませんが、口の汚れと腸内細菌に関係があるのは事実です。
常に口を清潔にしてる人は、腸の調子も良いです。口が汚い人は腸の働きも悪く、消化不良を起こしやすいのです。
お腹の調子を整えたいのなら、ヨーグルトを食べるよりも、口を清潔にするほうが早いですね。

予防で、クリーニングを行なうと、細菌の数が減少します。
口の中に住む細菌は無害なものもいますし、悪さをするものもいます。
全体的な数を減らすことで、悪い菌を減少させ、良い菌だけが行き残れる環境を作ってあげることが出来ます。

photo by: mikebaird

タグ

2012年1月7日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:歯を守る

このページの先頭へ