何をするの



では具体的に予防とは何を行なうのでしょうか。

まずは、患者さんの口の中を調べます。
どのような状態なのかはみんな違うので、予防を行なうための方法も変わってきます。

むし歯のリスクが高いのか、歯周病になりそうなのか、それともかみ合わせや歯並びに問題があるのかなどをチェックしていきます。

改善したほうがよいものと、現状でも問題がないところにわけ、今後の発症リスクを見ます。
例えばむし歯の発生が高そうだと判断すれば、虫歯菌の働きを抑えるようにクリーニング、殺菌、歯磨き指導を行ないます。
虫歯菌はいたるところに生息してるので、生息場所を出来るだけ減らすことも行ないます。

歯の表面にも、虫歯菌の生息してるところがあって、それはバイオフォルムと呼ばれています。
これは歯磨きで取れないたんぱく質の膜なので、歯科医院の専用ブラシでこすり落とします。
細菌数が減らない場合は飲み薬を利用したりすることもあるようです。

口の中の環境を整えて安定させるには、機械的なお掃除と化学的な薬物処置を同時に行なうのが基本となります。
そして安定してきたら検査を行い、今度は一定期間ごとにメンテナンスを行っていきます。

口は、外界に向かって開いている器官なので、環境は変動を起こしやすいところです。
定期的にチェックして、何か問題が発生したら、すぐに対応するようにします。

このようにして、トラブルが起こる前に未然に防ぐのが予防の基本的な考えですね。

photo by: otisarchives4

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2012年2月21日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:歯を守る

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