大事なのは歯並び
むし歯や歯周病の進行が早い人は、たいてい歯並びも悪いことが多いものです。
歯並びが悪いと、歯ブラシも充分に届かないので、磨き残しが多くなり、それがむし歯と歯周病の原因になってしまうのです。
予防治療は、人によって効果が違います。
比較的早期に効果が上がる人と、なかなか効果が出ない人がいるのですが、歯並びも効果に影響を大きく与えています。
歯並びを治すのは大変なのですが、少しの治療で早く改善する人もいます。
例えば、日本人に多いのは、内側に一本だけ倒れてしまった歯を持ってる人。
3つの歯が一箇所に集中して並んでるので、その間に汚れが入って取れなくなります。
9割くらいの確立で、その中にむし歯が発生します。
一番よいのは、内側に倒れた歯を抜いてしまうことですが、抜かなくても、神経だけを取って頭の部分をカットすれば、抜いたのと同じ状態に出来ます。
下の前歯が一本だけ内側に入ってる人も多いのですが、この場合は抜くほうがよいでしょう。
歯並びが良くなると、食べ物の流れも改善されますし、顎の動きもスムーズになります。
歯ブラシも届きやすいので、汚れも残りにくくなり、予防効果は格段に上がりますね。
歯並びを治すと言うと矯正治療を考えますが、必ずしも矯正が必要なわけではありません。
予防の効果が上がる程度に歯の位置を改善できれば良いというだけです。
清掃器具でのブラッシングは予防の基本ですから、これが上手くできないと予防治療は進みません。
磨きにくい、歯ブラシが届かない場合は、歯の位置の改善を行なってもらいましょう。
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2012年5月24日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:予防の種類